ブリヂストン、使用済タイヤを熱分解 油とカーボンブラックに再生

ブリヂストン(東京都中央区)は6月8日、使用済タイヤの精密熱分解(油化)によるケミカルリサイクル技術の社会実装に向け、ブリヂストン イノベーションパーク(同・小平市)内に実証機を導入し、使用済タイヤを熱分解して分解油や再生カーボンブラックを生成する取り組みを開始したと発表した。

具体的には、使用済タイヤを精密熱分解して得られる分解油をリサイクルオイル化し、このオイルから合成ゴムの素原料であるブタジエンなどの化学品を高収率に製造するケミカルリサイクル技術の社会実装に向けた実証実験を行う。2030年までに量産を想定した大規模実証を予定しており、今回開始された取り組みはその第一歩となる。
他社と連携し使用済みタイヤを原材料に「戻す」取り組み
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