出光、ナフサ分解炉で2割超アンモニア燃料転換達成 操業中のプラント活用

出光興産(東京都千代田区)は3月15日、商業用ナフサ分解炉の燃料に、アンモニアを使用する実証を行い、2割超の燃料転換を達成したと発表した。
操業中のプラントを使った国内初のアンモニア燃焼実証
同社によると、国内では試験用設備などを利用したアンモニアの燃焼技術開発が実施されているが、操業中のプラントでの燃焼実験は稼働中止につながるリスクや設備投資コストを理由に、これまで行われていなかった。
今回実証を行った徳山事業所は2023年4月、資源エネルギー庁の事業に採択されたことを受け、IHIおよびIHIプラントの協力の下、アンモニアの貯蔵タンクやナフサ分解炉などにおけるアンモニア燃焼設備の設置工事が進められ、2024年2月に設備が完成。今月の6日から8日にかけて、国内初となるアンモニア燃焼の実証が実施された。
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