食品工場で「茶かす」由来のカーボンニュートラルな蒸気を活用

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バイオマスボイラシステムの外観(出所:Daigasエナジー)
バイオマスボイラシステムの外観(出所:Daigasエナジー)

Daigasエナジー(大阪府大阪市)は5月9日、和歌山ノーキョー食品工業(和歌山県和歌山市)の海南工場に、製造過程で排出される「茶かす」を燃料とするバイオマスボイラシステムを導入し、エネルギーサービスを開始したと発表した。同社によると、茶かすを主な燃料としてオンサイトで自燃させ、蒸気利用するバイオマスボイラシステムは国内初だという。

コーヒーかすやキノコの菌床なども燃料に

和歌山ノーキョー海南工場に導入したバイオマスボイラシステム概要(出所:Daigasエナジー)
和歌山ノーキョー海南工場に導入したバイオマスボイラシステム概要(出所:Daigasエナジー)

和歌山ノーキョー食品工業海南工場では麦茶飲料などを製造している。製造に伴い発生する茶かすは含水率が60~70%と高く、安定燃焼させることが難しいため燃料としての有効利用が難しく従来は廃棄物として排出していた。

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