新潟大など、太陽光での炭酸ガス分解に成功 ソーラー燃料の低コスト化へ前進

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(左)熱分解プロセスの概要/(右)反応性フォームデバイス(出所:新エネルギー・産業技術総合開発機構)
(左)熱分解プロセスの概要/(右)反応性フォームデバイス(出所:新エネルギー・産業技術総合開発機構)

新潟大学・東京大学・信州大学は1月30日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の一環で、新たな反応性物質を用いた太陽集熱による炭酸ガス(CO2)の熱分解に成功したと発表した。

反応性物質として、酸素を吸蔵・放出する特性を持つ酸化セリウム(セリア、CeO2)と鉱物のヘルシナイト(FeAl2O4)を新たに用いて、独自技術により多数の空隙を有する発泡体(フォームデバイス)を高温で焼成。これを組み込んだ集熱反応器に、太陽光を集光して照射することで酸化還元反応を起こし、炭酸ガスを酸素と一酸化炭素に分離することに成功したというもの。

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