東京都、中小企業向け原油価格高騰対策補助金 上限300万円

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東京都は4月3日、「令和5年度 原油価格高騰等緊急対策事業」として、製造業向けの助成金申請の受付を開始した。

原油や原材料価格の高騰が長期化するなか、特に製造業では、固定費の上昇に伴う業績悪化の影響が大きい傾向がある。これを踏まえて、1社あたり最大2回まで無料の専門家派遣や、助成金により中小製造事業者の光熱水費削減などの支援を行う。

専門家の助言のもと固定費削減につながる設備導入支援

同事業の概要は以下のとおり。

補助対象

以下の要件をすべて満たすこと。

  • 東京都内で主たる業種として製造業を営んでいる中小企業者(個人事業主を含む)
  • 直近決算期の売上高が前期または前々期の決算期と比較して減少している、または直近決算期において損失を計上していること

支援内容

  • 専門家派遣:原油価格の高騰などにより、経営に影響を受けている事業者の申込に応じて専門家が製造現場を訪問し、現地調査や助言等を実施する。専門家派遣費用は、1社あたり最大2回まで無料。
  • 助成金支援:専門家派遣を受けた事業者を対象に、固定費削減に資する設備などの導入経費を助成。助成限度額は300万円。助成率は、助成対象経費の5分の4以内。助成期間は交付決定日から1年。対象経費の例は、高効率空調設備やLED照明機器、蓄電池の導入など。

【参考】

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