「製造業のコスト削減」実態調査、約7割が継続的に実施 セイスイ工業

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「製造業のコスト削減」実態調査のまとめ(出所:セイスイ工業)
「製造業のコスト削減」実態調査のまとめ(出所:セイスイ工業)

仮設水処理のレンタルなどを行うセイスイ工業(千葉市若葉区)は3月6日、製造業の経営者・役員103名を対象に行った「製造業のコスト削減」に関する実態調査について発表した。

その結果、約7割が「継続的なコスト削減の取り組み」を実施していることが判明した。コスト削減の具体的内容としては、「製造工程の積極的な見直し・改善」が69.0%で最多となり、他には「廃棄物量の削減」や「設備保全の徹底」など、さまざまなコスト削減対策を行っていることが明らかとなった。

一方、コスト削減の取り組みができていない理由として、「運用人材の不足」や「生産性低下などのリスク懸念」が挙げられており、人手不足によって、コスト削減を図りたくても図れない実態が見えた。

また、コスト削減による増益以外に期待するメリットとして、約7割から「生産性向上」という声があがった。他にも「経営の安定化」や「品質の向上」、「企業体質の変革」、「従業員のモチベーションアップ」等、コスト削減について、多くの製造業経営者は、メリットを得られる取り組みという認識でいることも分かった。

今回の調査では、原材料の高騰や円安が叫ばれるなか、製造業の経営者はコストを削減し、より生産性を向上させるよう努めていることが判明した。

調査概要と詳細

本実態調査の調査概要と個別の質問内容については、以下のとおり。

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