IHI、石油製品製造時のCO2を樹脂原料製造に活用 タイで実証実験

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今回の研究での実施項目((1)、(2))と既存設備を最大限活用するバリューチェーンのイメージ図(出所:IHI)
今回の研究での実施項目((1)、(2))と既存設備を最大限活用するバリューチェーンのイメージ図(出所:IHI)

IHI(東京都江東区)は7月4日、タイの石油化学プラントで、カーボンニュートラルな低級オレフィン合成技術の実証を開始すると発表した。石油製品の製造工程で発生するCO2を、樹脂原料製造へ活用する。実証期間は2026年3月まで。

タイ王室系企業The Siam Cement Group傘下のSCG社との間で、SCGCが運営する同国の石油化学プラントにおいて、「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発/CO2を原料とした直接合成反応による低級オレフィン製造技術の研究開発」の実証試験を実施することで合意した。

一日当たり100kgのCO2を注入する小型スケールでの実証を行う

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